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プログラミング学習にMacbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)がおすすめな理由[2020年版]

    プログラミング学習のブームで、これからプログラミング学習を始めようとしている人や、駆け出しエンジニアから「プログラミングをするならMacが良いの?どのMacを良いの?」という質問をされることも増えました。
    三河地域にある西尾市、岡崎市、安城市、碧南市でもホームページ制作を中心にプログラミングに興味を持つ人が増えてきている印象を受け、実際に何度かMacについての質問を受けたりしています。

    そもそもWindowsかMacか?Macなら何を選んだら良いのか?

    結論から言えばマシンスペックは高くなくても大丈夫なのですが、あえてMacbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)をオススメしています。

    ここでは、なぜMacbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)がオススメなのか、なぜWindowsよりMacなのか、実際にMacを使ってきた経験から、実際の使用感を元に理由をご紹介します。

    前提としてプログラミングが主目的

    CPU、メモリ、ストレージ容量、ディスプレイサイズなど、マシンのスペックが高いに越したことはないのですが、プログラミングを主目的とするならそれほど高いマシンスペックは必要ないというのが正直なところです。WEB系の開発、主にWEB系フロントエンドやバックエンドの開発環境を整えて、学習をするという前提です。また実務へのステップアップも考慮しています。

    • ローカルにサーバーやSQLを構築して開発環境を整備
    • エディタでプログラミング
    • 主にRuby、PHP、Python、JavaScriptを使用
    • 画像編集ソフトやレタッチソフトで写真編集
    • ベクターイメージ編集ソフトでイラストやアイコン作成
    • WEBサイトやアプリのデザインやプロトタイプを作成

    主に上記のような使い方を想定しています。Swiftなどコンパイルが遅い言語の多用、4K RAWの長尺動画の編集、VR開発、ゲーム開発などを主目的とする場合は考慮していません。この場合はCPUのスレッド数やメモリ量を考慮したマシンを選んだ方が圧倒的に作業効率が高くなるため、目的に合わせた選択が必要となるでしょう。また、ゲーム開発など、場合によってはWindowsの方が開発環境が充実していたりするようです。

    デスクトップよりノートパソコンを選ぶ理由

    単純に持ち運びができるからにほかなりません。
    いつでもどこでもプログラミング作業ができ、貴重な時間を無駄にしません。社会人の副業系エンジニアならノートパソコン一択ではないでしょうか。待機中のカフェや車中、移動中の新幹線、就寝前のベッドの中、あらゆる場所がワーキングスペースに早変わりします。

    また、いずれ勉強会に参加したり、実務で打ち合わせを行ったりする際はノートパソコンが必須となってきます。このような理由から最初の一台目はノートパソコンの購入をオススメしています。

    Macbook AirではなくMacbook Proをオススメする理由はポート数

    Macbook AirはThunderbolt3(USB-C)のポートが左側に2個搭載されています。グレードによってポート数が変わることもありません。一方でMacbook Proの上位モデルはThunderbolt3のポートが左側に2つ、右側に2つの合計4つ搭載されています。

    では、なぜ4ポートが良いのか?左右にポートがあると何が良いのか?この理由なのですが、単純に右からも左からもUSB-Cを挿せるからです。

    スマートフォンをUSB接続する機会は意外と多い

    MacのSafariのWebインスペクタを使用する場合、iPhoneをケーブル接続したりします。他にもスマートフォンを接続してデバッグすることもあります。そもそも、実機で動作や表示を確認する機会はどうしても多くなります。些細なことですが、使いやすい利き手側にポートがあった方が便利です。

    どこにコンセントや周辺機器があってもコードの取り回しが楽

    完全なモバイル用として割り切るなら2ポートでも良いのですが、メインマシンとして使用するならやっぱり左右両方にポートがあったほうが嬉しいです。たったこれだけのことなのですが、かなりストレスが軽減されます。

    メインマシンとして使用するとポートが欲しくなる

    WEB系に限らず、プログラミングを行っていくと外部ディスプレイ、ハードディスク、USBハブ、カードリーダー、スマートフォンやカメラの充電機器など、意外とThunderbolt3ポートを利用する機会は多くなります。
    大切なクライアントデータをTimeMachineでバックアップするために外部ストレージをつなぐと常に一つはポートが埋まってしまいます。USBハブをつけたら解決するのですが、持ち運びをするとUSBハブは意外と邪魔だったりします。やはりポートは大いに越したことはありません。

    外部ディスプレイをつなげるなら13インチがオススメな理由

    Macbook Pro 16インチは大きなディスプレイと高いマシンパワーが特徴で、プログラミングも捗ります。ですが、さらなる作業効率を求めるために外部ディスプレイを接続してデュアルディスプレイで運用すると、その大きなMacbook Pro 16インチのディスプレイが邪魔で外部ディスプレイが見にくくなります。
    外部ディスプレイの正面にMacbook Pro 16インチを置くと外部ディスプレイの下部が隠れてしまいます。外部ディスプレイのスタンドで高さを調整したり、モニターアームを使用することで解決するのですが、27インチを超えるような大型の外部ディスプレイだと画面上端がかなりの高さになります。座っているチェアのポジションやテーブルの高さによっては、外部ディスプレイの上端は見上げる形となってしまいます。視線や首の移動量が大きくなると結構疲れます。
    このため、外部ディスプレイの正面にMacbooをを置いてデュアルディスプレイ環境で運用するなら13インチモデルがオススメかなと思います。

    Macbook Proのタッチバーはなれるとプログラミング効率が上がる

    タッチバーはMacbook Proに搭載されています。Macbook Airには搭載されていません。Macbook Proユーザーでもタッチバーはほとんど使っていないという人もいますが、なれると意外と便利で、プログラミングも効率よく行えます。
    例えば、Mac用のエディタ Coda2ではコードをコメントアウトする場合、[command]+[/]キーを押しますが、タッチバーにコメントアウトのキーが割り当てられています。その他にもプレビューやインデントなどのキーが割り当てられています。ショートカットキーと違って複数キーをタイプする必要もなく、片手で操作できるので、慣れるとタッチバーの方が素早く目的を果たすことができます。

    他にも、動画や音楽の再生時にコントロールバーとして使用できるのは便利です。動画や音楽コンテンツ取り扱うと、比較検証したりすることがあります。再生箇所を楽に変更できるので意外と使用頻度が高いです。

    持ち運びのしやすさは16インチより断然13インチ

    ノートパソコンの持ち運びを考えると小さくて軽いことは絶対的な正義です。とにかく、大きくて重いノートパソコンは持ち運びが不便です。Macbook Pro 16インチはカバンに入れようとすると、思ったより大きく感じます。何らかの開発を請負って打ち合わせを行うことがあれば、必要に応じてタブレットやカメラ、資料なども同時にカバンに詰めこむことがあるでしょう。すると、Macbook Pro 16インチより13インチの方が断然カバンにも詰めやすいし、持ち運びやすいです。

    Macbook Pro 13インチとMacbook Air 13インチの面積は同じ

    前面方向に鋭く絞り込まれた形状からMacbook Airはスリムで小さく見えますが、真上から見ると、幅と奥行は全く同じ値です。重量も110g程しか違いません。持ち運びをする時はカバンにしまうことが多いと思うのですが、この際に気になるのは幅と奥行の面積です。Macbook AirだからといってMacbook Pro 13インチより持ち運びやすいとは言えません。

    ■Macbook Pro 13インチのサイズと重量
    高さ:1.56 cm
    幅:30.41 cm
    奥行き:21.24 cm
    重量:1.4 kg3

    ■Macbook Air 13インチのサイズと重量
    高さ:0.41~1.61 cm
    幅:30.41 cm
    奥行き:21.24 cm
    重量:1.29 kg3

    WindowsよりMac(Macbook)を使う理由

    メーカーや機種による差異が少ない

    購入するMacを日本語キーボード、またはUSキーボードのどちらかで統一することで、Macが複数台あってもキー配列がほぼ同じなので違和感なく使用できます。キーピッチも19mmで統一されているので、Macを買い替えてもタイピングの慣らしが必要ありません。複数のパソコンを使用する環境だったり、買い増ししても使用感が変わらないのはプログラミングにおいて地味にうれしい。

    トラックパッドが使いやすすぎてマウスを必要としない

    一番大きな理由はこれ。4本の指でできる操作が多く、作業がとてもはかどります。意図した場所にカーソルを的確に移動できるなめらかな操作感と反応の正確さも素晴らしいです。Windowsだとメーカーや機種による差異が大きくて、機種が変わる度に違和感を覚えます。

    Airdropが便利すぎる

    WEB制作やWEBアプリケーションの開発ではアクセスシェアの大きなスマートフォンでどのように表示されるのかをとても気にして制作します。写真をレタッチしたり、画像を制作したら、まずiPhoneで確認するのですが、Airdropで簡単に共有できるのがとても便利です。

    Macを導入しているクライアントはそう多くはありませんが、スマートフォンは半数以上がiPhoneです。打ち合わせを行うとクライアントの誰かはiPhoneを持っています。メモやPDFの資料、素材などを即座にAirdropで送付できます。他にも、写真撮影後にその場でクライアントのiPhoneにデータを送ったりと、AirdropはWEB制作の現場で活躍します。

    24時間以内に買い替えから復元まで可能

    実際、何度か助けられているので、今では結構重要だと思っています。

    Macも機械なので、壊れる時は壊れます。自然故障だけではなく、落として物理的に破損させたりするケースもあるでしょう。修理やリコールに出している間は何もできなくなってしまいますが、仕事で使用していたら空白期間は出したくはありません。最近は家電量販店で即座にMacを購入でき、TimeMachineでバックアップデータを復元するだけで即座に新しいMacに乗り換えられるのは心強いです。

    結論はMacbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)がオススメ

    上記の理由をまとめると、Macbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)がバランスも良くてオススメ。

    それ以外ならMacbook Airがオススメ。

    プログラミング用途であればMacbook Airで性能が不足することはありえません。それでも、Macbook Pro 13インチ4ポートモデル(上位モデル)をおすすめするのは単純に左右どちらにもThunderbolt3ポートが搭載されていて便利だからなのと、負荷の高い処理もある程度余裕でこなせる十分なマシンパワーがあるから。ざっくり言うと、とてもバランスが良い機種だと言えます。

    マシンに求める要求性能は人それぞれなので、最終的には自身の目的にあった機種を見つける必要がありますが、マシン選択の参考になれば幸いです。